HOME>スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
HOME>詩+創作

今日の私の限界は…こんなところです。 追加しました。 さらに追加。

恋に落ちたのは ほんの一瞬で
君を知るほどに もっと
好きになっていた



――― 「街」 ―――




この街を歩くのは久しぶり。
特に目的があるわけじゃない。
流行の物も好みの服も買いに来たわけじゃない。
ただ、こんないい天気に家に篭る気になれなかっただけ。

街に着いた時、久しぶりなんだなぁと実感する。
駅の構内にあった、本屋もチェーンだけど好きなカレーSHOPも、
別の店に変わってしまっていたから。

なんだか、それだけで嬉しくもなるし、
ちょっとだけ、寂しくもなった。

―――本当に久しぶりなんだなぁ。


待ち合わせをしている筈もないので、
一人ブラブラと街を歩く。
所々、知らないビルが建っていたり、
実は、結構乗り遅れていたことを知ったり、
それなりに有意義で楽しい時間。
偶には一人も悪くないと、そんなことを思う。

「この先って、確か…」

昔、と言ってもそんな昔じゃないけど、よく来た店。
古い洋風の雰囲気の珈琲店。
わたしはそれほど珈琲は好きじゃなかったけど、
それでもここは好きだった。

懐かしさを感じて、店のドアを押し開く。
強い珈琲の香りが体に纏わりついてくる。

「いらっしゃい」

口髭を携えた、私的に渋いと感じる店長の声。

「こちらへ、どうぞ」

一人のためか、カウンターへと案内される。
音量を押さえたジャズの音。
珈琲メーカーの音。
外の明るさは遮光の窓で消え、春の陽気はこの店の雰囲気に消えた。

「何にしますか?」
「モカで」

昔から変わらないこの店。
昔と同じ物を頼む。
頷いて、珈琲を入れる準備をする店長。
珈琲が出来上がるまでの間、ふと、窓の外を見る。
大勢の人が、歩いているのが目に映った。




「どうぞ、モカになります」
「あっ、どうも」

つい、ぼーっと外を見ていた所から引き戻される。
出来立てのモカの香り、味。
懐かしい風味に、笑みが浮かんでしまう。

カランと、ドアの開く音が聴こえる。

「いらっしゃい」

わたしの時と同じ声。
それもなんだか可笑しい。
ソーサーにカップを置いて、入り口を見る。


「「あっ」」


狭い店内に
声が重なった








私は一瞬だけ驚き、そして推移を見守ることにした。
時間にして、数秒の間があったろうか?
その髪に目が行く女性の方から、声を発した。

「どうしたの?随分久しぶりじゃない」
「…いや、偶々近くに来たから」

細身の男性は、ここ数年よく来てくれている方だ。
好んで飲む種類に、ばらつきはあるものの、
総じて、香味の濃い味の物を好む。

「そっちこそ、どう――」
「別に、こっちも偶々」
「――そうか」

今の遣り取りで思い出したが、この二人は以前に一緒に…

「マスター、ケニア」
「はい、ケニアですね」

男性はすでに席につき、注文をして来た。
条件反射で応対したことは、ある意味プロ失格だ。
席に案内することも無く、注文も取らずとは、
常連客とはいえ、私は多少なりとあった矜持を崩され、
幾分、眉を寄せつつ、注文の品を煎れ始めた。

男性の付いた席は、女性とは椅子二つ離れている。
女性の方は、やはりあの時の方だろう。
ケニア独特の強い香りが店内に染み込んでいく。
長い間、珈琲店をやっていても、この瞬間だけはいつも忘れない。
この、香りに包まれる、何とも言えない幸せの時間を。




珈琲の土地を感じさせる匂いと僅かに彼女の香りを感じる。
じっと、テーブルを見つめることでしか、身の置き場の無さを感じる。
彼女に話し掛けるべきか…今更。
そんな、堂々廻りをしながら、ただ、黙ってテーブルを見つめていた。

「どうぞ、ケニアになります」
「あっ、どうもです」

「――っ」

考え込み過ぎて、マスターの声で我に返る。
この店の、ケニアは最近のお気に入りだ。
人によっては、この匂いが駄目というが、
俺にとっては、これこそ珈琲だ。
アメリカンなんて飲む奴は、珈琲を舐めているとしか思えない。
ビールで言えば、バドやハイネケンを好む奴だ。
味を知らんね、そいつらは…

「―んっ――ふぅ」

一口ゆっくりと飲み込む。
強い香りが鼻腔から抜け、喉越しは一瞬の苛立ちを伴う。
そのすぐ後に、腹の底に火がついたように熱くなる。
これが珈琲だ。

「―――ぅ―っ」
「ん?」

彼女の方から、呻くような声が漏れる。

「……何?どうかした」
「――んぅん…なっんでも…な…い」
「何だよ、はっきり言え」
「くっ…もっ駄っ駄目……」

飲み方や動作に変な所でもあったかと、彼女の方を注目していると、
急に彼女は笑い始めた。
それも、大笑いだ。
可笑しくて仕方ないという感じで、俺は呆気に取られてしまった。

「―はぇ?あっその顔ぉ―も――」

人の顔を指差しながら、彼女はずっと笑い続けている。
ポカン口を開けていた事に気が付いて、
俺はすぐに口を閉ざした。


静かな店内は、外の陽気に劣らぬほど、
明るい声に満ちていた。








「――はぁ、ふぅ~」

ひとしきり笑い終えた後、バッグから取り出したティッシュで目尻を拭う。
何が可笑しかったかと言えば、彼が注文を受ける際の対応だ。

―――わたしと同じ

たったそれだけが、妙にツボに嵌ってしまった。
その後の顔に追い討ちを掛けられたけど…

「まったく、何なんだ?」
「なんでもないったら」

わたしが勝手にそう思っただけ。
彼は不機嫌そうな顔になったけど、わたしは楽しめた。

「あれ?」

落ち着いて、珈琲を飲もうと手に取るけど中身はカラ。
何時の間に飲み干したのか?
頭に?マークを立てながら、ぼんやりと考える。

「何か、お入れしましょうか」

店長さんから、タイミングよく声を掛けられる。
そうですねぇっと相槌を打ちながら、思案する。

「じゃあ、グァテマラを」
「はい、グァテマラですね」

「あっ、マスター俺にはマンデリンをください」

一拍置いて、ソーサーにカップを置く音と、彼の声が聞こえた。
店長さんも一拍置いてから、同じ答えを返していた。

二つの違う珈琲の種類。
混ざり合うように香りが重なる。
先程までの暖かさから、また、静かな時間に戻っていく。

店長は珈琲の準備を整えると、かけっ放しだったレコードを外す。
代わりにかけたレコードから、どこかで聞いた音楽が耳に入った。
ピアノソロの落ち着いた曲。
どこで聞いたのか、忘れてしまった。
確か前にもこんなことがあったなぁっと頭を捻る。
テーブルに頬杖を付きつつ、思い出そうと試みるが、
どうにも上手くいかない。

歌詞はないようだ。
曲を最後まで聞き終えて、そんな感想を抱く。
ジャズに詳しくないわたしは、これがジャズとしか分らない。

「お待たせしました、グァテマラです」

コクリと頷き、受け取る。

「お待たせしました、マンデリンです」
「ああ、どうも」

ほぼ同時に受け取り、ほぼ同時に口に含んだ。


「「あっ」」


狭い店内に
再び声が重なった



流れていた曲は

「Someday My Prince Will Come」

あの時と同じ

「Someday My Prince Will Come」











追記に言い訳をたっぷり。


さて、本日の言い訳のコーナー(どんどんぱふぱふ♪)

今回のテーマ!
それは、女性視点!!

よし!無理!!

以上。

私の中の女性が爆発して熱を持って、
脳内設定で色々思った、考えた、感じた。
んだけど、書き始めたら…こっこれ…は!!
みたいな感じでした。
無理とまでは言わないですが、今日の私では…
ここが、言い訳のポイントなんですが、
昨日の私だったら書けた!
もっと書けたんだぞ!!俺はー!!!
と、叫んでみたい…
この短編、もっと内容は膨らませるし、深めると思います。
最初の設定から大分、抜け落ちたしね…いろいろと。

じゃあ、そうなった時に書け?
嫌です。
書きたいときに書きたいんです。
この後、書けるとは限らないですしね。

なんて、いっぱしの口をきいてみる。

では、また明日?




…続くかも知れないし、続かないかも知れない。
……明日以降の私の気分に聞いてみてください^^






朝の3時過ぎです。
皆さんおはよう?
追加記述。
理由?
気分です。

では、お休みなさい。






皆さん、こんばんは。
さらに追加記述。
理由?
気分です。

たぶん、これでおしまい。

この記事のトラックバックURL

http://mknnny.blog10.fc2.com/tb.php/124-417c6ff6

コメント

こんばんは~。
このショートストーリーを読んでいて。
わたしも、偶々、という再会をしたい、などと思ってました。
珈琲好きですが、
この物語にでている珈琲は飲んだことがないです^^;
ケニア、飲んでみたいけど、わたしの田舎にはないかも。
最後の曲名の終わり方、いいですね~。
この二人の未来を勝手に想像してました。

コメントする

管理者にだけ表示を許可する

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky Ruins DW99 : aqua_3cpl Customized Version】


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。