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HOME>創作「ウチの仔」

「ウチの仔」 序章 第3話 緊急UPです。

前書きと言う、言い訳。

更新しない予定が、なんだか、書いたらスラスラ書けた。
なので、アップしてみる。
記事に書くと邪魔になるのでは?という懸念から追記に置く。
なので、読んでみてください。
最近…というか元々話が暗いよね…っと言われた。
なので、ちょっと明るめにしてみた。
いやね、元々「ウチの仔」は日常の話なんだよ…
なので、そうなんです。
上の台詞って、重大なネタバレじゃね?
なので、困ってます。

まぁ、そんなわけ。


それでは、次回のウチの仔も宜しくお願いします。





――― 序章 第3話 ――― 「準備中」 ―――



チラチラと雪が舞っている。
息を吐けばもちろん白く、そして寒い。
防寒用にと、寝巻きの上にジーパンを履く。

玄関先で出かける用意を整えた私と父は、もう30分程、母を待っていた…

「あぁ~寒い!」
「瑞樹っ!煩いぞ!」
「だってさみぃんだよ…つーかさ、親父どこ行くの?」
「ん?いい所だ、まあ、お父さんに任せておけ」
「んん~?」

親戚にも確認を取り、無事に犬をもらえる事になった。
今日は家族で、ウチに迎え入れるための準備を行う予定。
何処に向かうかは、父にお任せだが、まぁペットショップだと思う。

「洋子、洋子?まだか、早くしろ」

母はもちろん同行する。
ウチの家計を一手に握る母が来なければ、私達は買い物もままならない。
しかし、父と違い母は非常に時間に曖昧だ…ルーズともいう。

「…母さんってさ、よく教師務まるよね…」

私の独り言は、雪の積もった庭に虚しく消えていく。
舞い落ちる雪を眺め、早くしろよっと思う。

「はぁ…親父、俺、先に乗ってるよ」
「ああ、ちょっと待て…ほら、いいぞ」

父が車のキーを玄関先から遠隔で操作し、ドアの開く音が聞こえると、
手早く助手席に乗り込む。

「ふぅー寒かった~」

車の中も暖房が入っていないため、十分に寒いが外に立っているよりマシだ。

「洋子!いい加減にしろ、まだか!?」

車の中にいても、父の怒鳴る声が聞こえる。
PM14:00出発のはずが、今は14:30…駄目すぎる。

「はいはい、今行きますっ」
「何時まで支度に時間をかけるんだっお前は!」
「女性の支度は…」
「わかった、もういい、早く乗れっ」
「もう、何なんですかっ」

バタバタとしながらも、ようやく目的地に向けて出発である。
現在PM14:40…今日の帰りは遅くなると見て間違いない…

時間にして30分程先にある市内に向かい、車は順調に進んでいく。
車内では犬の名前をどうするかで、私達は盛り上がっていた。
もらえる予定の子犬は、生後一ヶ月程の雄の柴犬との事。
気持ちが先行しすぎているが、楽しみなのだから仕方がない。

そうこうしている内に、目的地の一つであるペットショップ「鏑木」に着く。
市内でもそこそこ有名な大型ペットショップだ。
私や母は犬を飼ったことが無い、姉ももちろんない。
父はあるそうだが、飼うとはまた違うような事を言っていた。
まぁ、父の子供のときなのだから、今のような飼い方はしていなかったのだろう。
祖母はいろいろ飼ったことがあるらしいが、父と同様、今とは違う。
法令さえ曖昧だった頃なのだから、当然と言えば当然か。

車を降り、ペットショップの中へと入る。
店内は広くお客もそこそこ入っている。
私達はまず近くにいた店員を呼び止める。

「すいませんが、ちょっと宜しいですか?」

父が普段と打って変わって営業用の声色を使う、正直不気味だ。

「…はい?何でしょうか?」

何らかの作業をしていた店員が、腰を下ろした体勢から身体を起こし、
問い掛けた父に向き合う…中々可愛い…

「私達、初めて犬を飼うことになったのですが…」
「はい、えぇ…あぁ、分りました、こちらへどうぞ」

案内された場所は、犬に関する道具を置いてあるコーナー。
様々な道具が置いてあり、見ただけでは用途不明の物もある。

「こちらが、犬の専門場所となっております」
「どうも、では、柴犬の子犬を貰う場合はどれが…」

父と店員は、どれが必要でどのような準備がいるかを話し合っている。
母と私はここにある道具に興味津々だ。

「母さん、コレなんだと思う?」
「何かしらね?咥えさせるんじゃない?」
「なんでまた?」
「知らないわよ?」

どうやら父と店員のやり取りは終わったようだ。
首輪、食事用の皿、犬小屋、消臭剤、犬用の布団類などを購入するらしい。

「洋子、瑞樹、これでどうだ?」
「こっちの色がいいよ、俺は」
「私はこれかしらね~」

「この大きさで足りるか?」
「大きさはいいけど、水用にもう一枚いるでしょ?」
「プラスチックが壊れなくて良いんじゃないかしら?」

「小屋はどうするかな?」
「成長するからねぇ…どうしようか?」
「とりあえず、一番大きなの買いましょう」

「臭いなんて消す必要があるのか?外で飼うのに…」
「最初は中だからいるんじゃない?」
「それよりも、毛の後始末用の道具はないかしら?」

「布団か、これは家のやつを使えばいいだろう」
「母さん、ウチにあんの?」
「あんたが子供の時に、寝小便してたやつが沢山あるわよ」


なんだかんだと言いながら、店内を物色する。
思った以上に色々買い込みレジを通る。
十分な収穫を手に私達は家路についた。
外は日が落ち、お腹は鳴っていた…PM18:50帰宅…



あの仔がウチに来るまで、後、一週間程のことである。






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