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風が吹かないです

――― 「シメリケ」 ―――


四角の画面の中に、私は居る。
その画面の中において、私はある意味特別だ。
起す行動は私の意思であり、書き込む内容は意思に反する。
矛盾した結果、私はこの四角の世界から帰れずに居る。

四角の部屋の中に、私は居る。
ここは、私の部屋だ。
いつも変わりなく、いや、変わるはずも無くある。
模様を替えたり、掃除をしても、ここが私の部屋であることに変わりは無い。
天井の煤、壁のひび、散らかした服、未整理の本。
その全てが、私の過ごした時間であり、私自身と言える。

四角い町、まるで影絵のように見える世界に私は居る。
とても不確かで、実感が無い。
揺らめく影が、質感を伴い私に教える。
今、ここに居るのだと。
だが、私もまた影絵の一人。

四角の世界に私は居る。
息が詰まりそうだ、どこに行っても壁、壁、壁。
進もうとすれば返され、そして、戻るしかない。
戻ってみれば、出発点が違っている。
どこに、そう、どこに行こうとしたのか?

丸いはずの地球。
だが、中は四角で覆われている。


窓を開けてなお、多湿なこの部屋。
不機嫌そうに、パソコンに向かい合っている。
書き込む内容も、湿気混じりだ。
書いていて嫌にもなる。
けれど、止めようという気にならない。

親類に貰った紅茶を飲みながら、一息つく。
開けた窓から風が入らず、変わりに虫が光に誘われてやってくる。
スタンドのみ点けると、ディスプレイの周りを飛んでいるのが解る。
時々、画面上に止まった羽虫を指で押し潰す。
感触は何もない、感情も動かない、生理的な嫌悪感だけがそこに在る。

小さなスピーカーから、陽気な音楽が流れている。
あまりにも夜には似合わない曲だ。

最近、煙草の銘柄を変えた。
理由は特に無い。
少し、一日のペースが上がっている。
あえて理由付けをすれば、そんなところだろうか。
重くした分、ペースが下がるかと思ったが、大して変わらない。
中毒というのは、私のような状態を指すのだろう。

湿気混じりの煙が部屋を満たしていく。
それを目で追い、また、画面に向き直った。

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コメント

こんばんは。
梅雨時のシメリケは、じわじわと体にも染みこんでくる感じですね。
そのシメリケで重たくなって、動けない感じです。
感情も動かなくなってしまった、という感じ。

実際、、閉塞感でどうしようもなくて、
かといってそれから逃れるいい手段もなくて。
窓を開けても、空間は広がらず、ただシメリケが広がるだけで。
身も心もだれだれ、のゆるみっぱなしなのがわたしですかね・・・。

除湿してもね、なんだかね。
同じく、気分が重たいままです。
早く、仕事がヒマにならないだろーーーか、と
願いつつ、うつらうつらとしてます^^;

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