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最近、空が蒼いんです

――― 「雨季過ぎて」 ―――


雨が屋根づたいに落ちていく
一つ一つの粒は小さく
綺麗な珠のようにも見える

座敷の窓からぼんやりと見上げる
雨どいを伝う粒は
滝のように降り注いでいる

終わる事のない雨の中
庭の杏が墜ちるのを見ていた






――― 「憂き過ぎて」 ―――


雨が続く中の仕事は湿り気交じり
除湿の聞いた部屋で誰もが眉間に皺を寄せている
笑い声の一つも無く
定時に上がる人も居ない

喫煙室のドアを開け
中で一時の休憩を取る
煙を吸い込む機械の音が
雨音のように聞こえている

夜も終わりに近づき
薄っすらと空が明ける頃
目の下の隈をそのままにして
仕事を片付け帰途につく

駐車場に向かう途中
俯きながら歩いている
交差点で信号待ち
ふと傘を差さずにいる事に気がついた

顔を上げて見てみれば
青白い明け方の空と大きく流れて行く雲
半開きの口を閉じ大きく息を吸い込む
信号が青に変わると同時に
息を吐きつつ渡って行った


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