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今日は二つ書いた

――― 「島影」 ―――


遠い空から吹く風に肌の粟立ちを覚える

誰も居なくなった海岸で二つの重なる島影を見送っている

青空が美しいと思いながらも静かな海岸は寂しさを押し上げていく

小波の寄せては返す音に紛れ踵を返す足音が消されていく

足跡が残る砂浜に何処にもその足跡は残らない

青く遠い空の下で二つの島影を見送った






――― 「肩こり」 ―――



時計の針の進む音と、外での雑音が聞こえる。
いや、本人は今は聴こえていない。
集中し、その事だけに目を向け続けている。

少し肌寒い部屋の中で、書き込む音だけが確かにしている。
時計の針の進む音が、どこか遠くで聞こえるように。


「……えーと、ここは…っと」

慣れない書類と格闘する。
リズム良く書いている時に限って書き間違いをする。

「あっ…」

しょんぼりと肩を落とし、また新たな用紙を取り出す。
今度こそはと丁寧に書き始める。
力の入れすぎか、書きなれていない所為か。
徐々に肩が痛み軋んでくる。

「ふぅ」

一息吐き、傍の珈琲を手に取る。
一口飲み、二口飲み、煙草を咥え火を点ける。
白い煙で輪っかを作りながら、ぼんやりと煤の垂れた天井を見上げている。

「………」

言葉もなく、ただ在る時間だけが過ぎていく。


「良し」

自分に自分で気合を入れ、新しく気持ちを入れ替える。
手にした書類は憂鬱な気にもさせるが、これは必要な事と思い直す。

そして、また、慣れない書類に向き合った。


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