喉が渇き、飢えを満たすため階下に向かう。
家族は眠り、静かな夜の廊下と階段を歩く。
遠くで聞こえる犬の遠吠えを耳にしながら、
冬場の冷え切った、台所に辿り着く。
流しの上にある、電灯をつけコップを取ろうとした時、
何か影が通り過ぎるのに気がついた。
妙な不安を感じ、見失ってはいけないと、周りを見渡す。
確かに電灯をつけた時に、視界に何か映った。
逃がした?―――瞬間、息が詰まり、心臓が暴れだす。
全身を覆う不快感、鳥肌が立ち、叫びそうになる。
…首筋から背中にかけて、蠢く物の存在。
恐怖が駆け廻り、気が触れそうになる…
体の硬直は解けず、永遠にこの苦痛を味わう事を想像する。
恐怖が限界を超え暴発する。
動かないはずの体を動かしたのは、理解できない自身の感情…
左手が無意識に首筋に伸びる、反射に等しいその動きは、
容易く敵の存在を捕らえた。
瞳孔は開ききり、狂った声を上げるように…
私は壁に向かって投げつけた。
―――乾いた音と何かが潰れる音が耳に響いた。
題名は追記に移動…
家族は眠り、静かな夜の廊下と階段を歩く。
遠くで聞こえる犬の遠吠えを耳にしながら、
冬場の冷え切った、台所に辿り着く。
流しの上にある、電灯をつけコップを取ろうとした時、
何か影が通り過ぎるのに気がついた。
妙な不安を感じ、見失ってはいけないと、周りを見渡す。
確かに電灯をつけた時に、視界に何か映った。
逃がした?―――瞬間、息が詰まり、心臓が暴れだす。
全身を覆う不快感、鳥肌が立ち、叫びそうになる。
…首筋から背中にかけて、蠢く物の存在。
恐怖が駆け廻り、気が触れそうになる…
体の硬直は解けず、永遠にこの苦痛を味わう事を想像する。
恐怖が限界を超え暴発する。
動かないはずの体を動かしたのは、理解できない自身の感情…
左手が無意識に首筋に伸びる、反射に等しいその動きは、
容易く敵の存在を捕らえた。
瞳孔は開ききり、狂った声を上げるように…
私は壁に向かって投げつけた。
―――乾いた音と何かが潰れる音が耳に響いた。
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