さて、予告編でちらちらと書いていたものが、ある程度形になったので、アップしてみる。
というか、予告編の設定が出てくるとは限らないんですがね^^;
まぁ、最近よくある異世界物になるのかなぁ・・・
なんか、フラッと書いただけなんで、プロットすらない状態です。
ふと思いついた脳内設定を文にしてみたので、まあ、面白そうだっていうなら、
拍手を押したり、コメントくださいな。
なんも無ければ、今日の分と後ちょっと足して、短編と言う形で終了します。
いや、間違いなくそうなりそうですけど・・・
まま、そんなわけで、どうぞ読んでみてください。
追記にありますので、ドゾドゾ。
というか、予告編の設定が出てくるとは限らないんですがね^^;
まぁ、最近よくある異世界物になるのかなぁ・・・
なんか、フラッと書いただけなんで、プロットすらない状態です。
ふと思いついた脳内設定を文にしてみたので、まあ、面白そうだっていうなら、
拍手を押したり、コメントくださいな。
なんも無ければ、今日の分と後ちょっと足して、短編と言う形で終了します。
いや、間違いなくそうなりそうですけど・・・
まま、そんなわけで、どうぞ読んでみてください。
追記にありますので、ドゾドゾ。
キーボードのタッチ音が響いている。
周囲の人間は皆一様に同じ動作をしている。
機械のような応対に動作、行動すらも決まった事のようだ。
思考することすら麻痺したかのような感覚の中、
日々の糧を得るために働いている。
これが当たり前の事と理解しつつ、虚しさを感じずには要られなかった。
今年で三年目になる私は、それなりの業績を上げ、
同期の中では、給与だけみればもっとも得ていると言える。
それを確認し合う事は、本来であればタブーではあるが、
仲が良いのだろう、私達の中では誰も気にしていないように見えた。
月末の定番と成りつつある、同期の飲み会が終わり、
私はアパートへ帰るために終電の改札を通る。
閑散としたホームに見ると、何故か酷く虚しさが湧き出てくる。
楽しく飲み、笑い、愚痴をこぼした数十分前の事が嘘のようだ。
電車が来るのを確認して、私は終電に乗り込んだ。
電車に揺られていると何故か眠くなる。
酔いが回っていることもあるだろうが、不思議なものだ。
心地良い眠気を堪能している内に、私は眠りへと落ちていった・・・
ん・・・寒いな
気がつくと
・・・あれ?
周りに何もない草原が広がっていて
・・・はぁ!?
何故か知らない場所だった
「・・・なんだこれ、なんでこんななってるんだ?・・・あ〜夢?
いや、なんだろ?電車で寝たのは何となく覚えているけど・・・」
身体を半分起こし、キョロキョロと周囲を確認する。
人影は無く、鳥の鳴き声と風の吹く音が耳に入る。
電車に乗っていたはずが、何故こんなことになったのかと、
酔いボケた頭で考えるが上手い答えが見つからない。
あ〜う〜と唸ってみた所で状況が変わるはずもの無く、
ただただ困惑するばかりであった。
「意味が解らない以上に、意味不明・・・俺・・・頭がイカレタかなぁ・・・」
大の字に寝転がって空を見上げてみる。
夜空と星がある。
時間的には夜であることが確認できた。
「・・・おぉっ、携帯、携帯っと」
携帯で時刻を確認する。
時刻は00:24と表示されている。
電車に乗ってから、それほど経っていない。
とりあえず助けを呼ぶために電話をかける。
・・・が繋がらない、発信音のみが延々と続く。
何件かけても何処へかけても同じ状況だった。
酔いボケた頭でも今の状況があまりに可笑しいことは理解できる。
少しずつ、だが確実に恐ろしくなってくる。
怖いと感じてしまった後は早かった。
取り乱し、声を上げ、喚き散らす。
此処は何処で、何故こんな事に、誰か居ないのか、誰か助けてくれと・・・
答える声も助けてくれる手も無く、私は一人呆然と座り込むだけだった。
鳥の鳴き声がやけに恐怖感を煽り、夜の空気と風が寂しさを増長させていた。
一人座ったまま、考えることすら放棄しそうになる中、酔いのせいか、
この異常な状況に精神的に疲れたのか、私は眠気を感じていた。
寝てしまって、誰かや獣に襲われるのではないかという恐怖もあり、
眠ることは無かったが、何かとんでもないことに巻き込まれたのだと、
私は私の状況を理解し始めていた。
「・・・よくわからんが、此処が何処で何でこんな事になったのか、
本当によくわからんが、どうにかしないとどうかしてしまうよ俺が・・・」
膝を抱え、体育座りで平原の彼方を見ながらぼやく。
何故こんな事にと、不思議で理不尽で苛々とする。
湧き上がる孤独感と恐怖、怒りと寂しさ、様々な感情が膨れ上がる。
「大体だな、電車で寝て起きたら、知らん場所でしたって可笑しいぃだろうがぁぁっ!!」
叫んでみたところで状況は変わらない。
しかし、此処で呆けていても状況が変わらない事も解って来た。
携帯の電波は届いているのだから、今日また時間を見計らって掛けてみれば、
繋がるかもしれない。
それに、もし、想像もしたくないが、想像通りに神隠しやなんかの様に、
違う場所や異世界なんかに飛ばされたのであれば大事だ。
そんな、漫画やアニメのような展開なんて、寝てみる夢で十分だ。
早いところどうにか状況を掴まないと、怖くってしょうがない。
「よっこいせっと・・・」
草原に立ち、暗く先の見えない向こうを見る。
何も見えはしないが、先ほどよりは怖くは無かった。
はぁぁ〜と大きな溜息を一つ付き、ゆっくりと前に進み始めた。
運良く月明かりで多少の視界は利く。
とぼとぼとまるで擬音が聞こえるかのような足取りで進んでいく。
目的地も方向も何もかもが解らないままだが、取り合えず進む。
携帯で時刻を定期的に確認しながら三十分ほど歩いた所で、
森のような場所が視界に入ってくる。
鳥の鳴き声は此処からだったのかな・・・等と考えつつも、
森の中に入ることに躊躇いを感じる。
「・・・・・・あぁ〜こりゃ、こえぇ」
夜に見る森は怖い。
第一印象どころか視界に入ってきた時点でそう思っていた。
迂回して行こうかと考えていると、手前の茂みからガサゴソと音が聴こえてきた。
ギョッとしてその場所を見てみると、確かに木と木の間の草が揺れている。
これはヤバイなんか怖いつか逃げようと全力ダッシュを決め込もうとした瞬間、
目の前が大きな暗闇に覆われた。
PiPiPiPiPiPiPiPi・・・・・・
目覚ましの音が聴こえる。
何時も6:30に鳴る携帯の音だろう。
もう朝になったのかと、憂鬱な気分になる。
折角の日曜日が台無しだ、昨日携帯の目覚ましを止めるのを忘れたらしい。
不愉快になる気分を抑えられず携帯の探す。
枕もとにいつもあるはずの携帯に手を伸ばすが見当たらない。
変わりに、ある筈の無い壁に手がぶつかる。
「・・・んん?」
バタバタと頭の上を探す。
ペタペタと触れられるのは壁のようだ。
「なんだぁ?」
仕方なしに目を開ける事にする。
日の光が窓から入って来ているのが分る。
「・・・ん〜まぶし・・・」
目をゴシゴシと擦りながら、背伸びをして欠伸をする。
「さて・・・と・・・・・・・・・・・・はっ?」
目覚めてみれば自分の部屋ではなかった。
「ここはどこだ?・・・あ〜俺どうしたんだっけ・・・」
目に入る光景は全く理解できない。
まず、自分のアパートはベッドじゃない。
この部屋の内装を確認する。
全て木で出来ているようで、随分と古びた感じがする。
木の匂いが心地良いと言えるかもしれないが、まず、ここが何処か分らない。
「・・・昨日、ああ、そう昨日・・・ね」
昨夜の不可思議な状況を思い出す。
溜息がでるが仕方が無い。
朝起きてみれば、またも知らない場所だったのだから。
「意味がわからねーよ・・・たくっ何なんだこれは・・・」
ベッドの上で髪ガシガシと掻きながら、もう一度辺りを見回す。
ベッドの脇の椅子の上に自分のスーツと携帯が乗っている事に気が付く。
「・・・あれ?、んじゃ、俺の今の服ってば・・・」
ベッドから降りて自身の格好を見てみると、
見たことも無い服を身につけている。
持っている漫画の中から近いものを連想できた。
「・・・これ?スモッグってやつかなぁ」
自身の奇妙な格好を見下ろしていると、一旦停止した携帯の目覚まし音がまたも鳴り始める。
「おっとっと」
取り合えず目覚ましを止めようと、携帯に手を伸ばしたとき―――
「貴様!動くな!!」
ドアが急に開け放たれ、見知らぬ男が私の首筋に剣を突きつけていた・・・
PiPiPiPiPiPiPiPi・・・・・・
携帯の音が部屋に響いている。
しばらくすればまた止まるだろうが、なんとも耳障りだ。
「・・・あ〜と、動かない、動かないから・・・喋っても・・・え〜と、いいですか?」
沈黙、首筋に確かに冷たい感触を感じながら両手を上げたまま彼に聞いてみる。
と言っても剣を突きつけている方は此方を睨みつけたまま、何も答えない。
「ええ〜と、まず、貴方は誰ですか・・・それと、此処は何処で・・・
なんで私は此処にいて、こんな状況になっているのでしょうか・・・」
沈黙、あれ?俺すごく不味い状況なんだろうか・・・
正直に怖い・・・だけど、自分が死ぬようには感じない。
剣を突きつけられた経験なんて無いけれど、自分が死ぬようには感じなかった。
相手の顔が見れていることも安心感がある。
正しく睨むといった表情だが、其処にあるのは警戒心だろう。
訝るように此方から目を逸らさない。
「・・・えっと、その、言葉通じてますよね・・・」
沈黙、恐る恐る言葉を重ねる。
部屋に入ってきたときの台詞を私が理解できる以上、彼とは言葉が通じるはずだ。
「あの・・・えっと、どうしたらいいんでしょうか・・・」
段々と不安になってくる。
目の前にいる何処の誰かも知らない男は、私に剣を突きつけた状態から動かないし喋らない。
身長は私より高く、髪はボサボサの金髪で無精髭も生えている。
年齢は同じぐらいだろうか、やや上のような気もする。
私と同じようなスモッグ?を着ていて、体つきはまさにアメリカンな感じのマッチョだ。
「・・・その―――」
「――貴様は・・・」
なんとか会話の糸口を掴もうと、言葉を発したところ、
沈黙していた相手も同時に口を開いた。
そのため、妙に気まずい雰囲気となり、またも、沈黙が部屋を支配していく・・・
「貴方達、何をしているのですか?」
唐突に聞こえた声に驚き、扉の方に目を向ける。
其処にいたのは、これまた金髪の美人さんだった。
「―――あんた・・・」
「来てはなりません!!」
またも、タイミングが被り目の前の男と目が合う。
苛立たしげな表情でこちらを見た後に、彼女に向かい声を掛ける。
「お戻りください、この男はまだ安心できません」
「・・・ん、彼なにかしたの?」
「はい、部屋の中から奇妙な音がしました、我々の知らない何かを使用し、
害を成そうとしたのかもしれませんし、まず、この男の正体が解りません、
だから昨晩、用心のために斬り捨てておけば良かったのです」
「あら、昨晩、助けたのは貴方よね、バルトス」
「なっ!?・・・素性の分らぬ男の前で名を呼ぶなどと・・・」
「いいじゃない、名前ぐらい・・・貴方なら問題ないでしょ、バ・ル・ト・ス」
「っく・・・なんという・・・」
何かよく分らんが、昨日のイカレタ状況から助けてくれたらしいということは判った。
しかし、剣を突きつけたままの状態で、口論らしきものをするのは如何なものか。
とにかく話を聞いてみたいし、聞いてもらいたい。
こんな訳の分からない状況から早く抜け出したい。
「・・・えっと、いいかな、俺・・・喋っても」
口論中の二人に向かって声を掛ける。
その瞬間に剣を突きつけいた男が、私の首から剣をはずす。
ようやく、話を聞いてくれるのかと、ホッと一息ついたところに―――
「あ〜あのさ・・・」
「貴様は誰だ・・・」
「ねぇ貴方って何?」
またも、タイミングが被った・・・しかも一人増えた・・・
PiPiPiPiPiPiPiPi・・・・・・
そして、三度目の目覚まし音が響く中、またも首筋に剣を突きつけられ、
同じような状況に舞い戻ることになる。
此処が何処で、何がどうなっているのか、
その答えを知るには、もうしばらくの時間が必要だった。
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