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HOME>創作・・・題名まだなし

迷い人(仮題)の続き

迷い人(仮題)の続きです。
続きを追記に置いときます。

では、宜しければドゾ。





状況の整理と確認をしたい。
まず此処は、【カルテカ公国】の【イシリナ】という町らしい。
私は昨日の深夜に【つがいの森】とやらに近づいたため、保護されたとのこと。
その森に許可無く近づくとどうなっても責任は取れないとのこと。
私は森を守護している動物に襲われかけたところを、
見回りをしていた【バルトス】さんに助けられたとのこと。
彼と彼女は定期的に森の周囲を見回って、間違いが起こらないようにしているとのこと。
私が何故ここに居るのかは理解した。
しかし、何故こんな状況になっているかはサッパリ分からない。
人生ある程度真面目に生きてきたと思う私にとっては、ある意味最悪の状況だろう。
笑えないし笑いたくない。
ここがもはや自分の知る【日本の東京】ではなく、別の何処かであると確信している。
理解なんてしたくもないが、判ってしまうんだからしょうがない。
明日の仕事のことや父や母といった家族のこと、仲の良い友人を思い浮かべる。
言葉も何もでない・・・まだ、コレは嘘で寝ているんじゃないかと思いたい。
しかし、現実に彼と彼女は目の前の椅子に座っていて、
残念なことに私の目は覚めているように感じる。

「・・・ここが何処かは判った・・・っで、なんで俺が此処にいるのかは、知っているだろうか?」
「ん・・・何言ってるの貴方?」
「貴様のことなぞ知らん、大体お前は何処の誰だ?」

目覚ましを止めた後は、ちょっとした騒動だった。
その道具はなんだと詰め寄る金髪マッチョに金髪美人。
これは携帯電話だと、教えても分からんだろうとは思いつつも、遠くと話せる道具だと説明した。
また、助けてくれてありがとうとも伝えたが、反応はいまいちどころか警戒心も露に、
睨みつけられることになった・・・意味がわかならすぎる。

「いや、俺が言いたいのは、俺が何故ここに居るかが判らないからなんだ・・」
「・・・ねぇ、貴方・・・大丈夫?」
「貴様っよもや―――」

またも、剣を手に取ろうとするバルトスさんの眼前に手をかざし、
待って欲しいとお願いする。

「正直なところ、俺はなんだかよく分からないんですよ、此処がどこか・・・
 どうして此処にいるのか・・・サッパリですね」
「・・・ん~貴方・・・もしかして記憶がないとか?」
「この場で偽証するなら、その首を落とす・・・」

温度差の違う二人の回答を受け、正直返答に困る。
私だって状況が上手く掴めていない上に、この二人が信用できるとは限らない。
見た感じや話した感じでは、問題なさそうだが、私が私の状況を説明できない。

「あ~記憶は、ある・・・と思いますが・・・え~と、どういえば良いのかなぁ・・・」
「・・・貴様っ、我らを謀るつもりか!」
「まぁ、待ちなさいよバルトス」

とにかく、解らないことだらけな状況だ、まずは私自身が確認する意味を含めて、
私の現住所等を話してみるとしよう。
もし、万が一この状況が、私の想像通りならばある意味問題ない。
しかし、悪い意味で私の想像通りならば、私はどうすれば良いのだろうか。

「・・・あのですね、東京という所を知っていますか?」

意を決して尋ねた反応は、予想通りだったが・・・これで確実に理解できる。
私は何処か知らない場所にいるか、彼らが愉快な誘拐犯か、私の頭が可笑しいか。
異世界に飛んだなんて可能性は、信じたくないし信じられない。
まだ、目の前の彼らが私を誘拐した方が信じられる。
私が何らかの事故に遭い、意識不明でこのような夢を見ているでもいい。
其方の方が、まだ、私は自分を納得させる事ができたのに・・・

「トウキョウって何かしら?貴方の住んでいた場所?」
「何、場所なのか?トオキョウだと?何処だそれは?」

予想通りの回答に、落胆するよりも苛立ちが先に来る。
私が何故こんな目に遭わなくてはいけないのかと・・・
俯き黙り込んだ私は、自分自身に起きた理不尽な現状にただ納得できなかった。

「・・・ねぇ、バルトス、この人を」
「駄目です」
「でも、ほら・・・ねぇ」
「いけません」
「だって―――」
「駄目です!」


目の前にいる二人の声は聴こえてはいるが聞こえない。

自分がどうなってしまうのか解らない恐怖と不安。

理不尽な状況に対する怒りと嫌悪。

私はどうなるのか、どうするべきなのか、考えることすらも嫌になっていた・・・








・・・もう嫌だ、なんだかすごく嫌だ。
こんなことありえない。
在って言い訳がない。
だってそうだろう?俺が何かしたか?悪いのか?
嫌だよもう、早く帰りたい、帰りたいんだ・・・

「え~と、ねぇ貴方、取り合えず名前、うん、名前教えてくれないかな?」
「クエっ・・・くっお待ちください!」
「ちょっと、バルトスは少し黙ってて!」
「ぬっ・・・しかしです―――」
「黙りなさい、バルトス」
「っ・・・・・・承知いたしました」

・・・何だよ?・・・名前?なんであんた等にそんな事言わなきゃいけないんだ?
大体、あんた等一体誰なんだよ・・・俺を帰してくれよ。
もういいだろう、よく分からんけどもういいだろう・・・なぁ・・・

「・・・貴方の名前を教えてくれないかな?」

だからっ何なんだよ!あんた等はっ!

「あっそっそうね・・・私、まだ名乗ってなかったよね?」

聞いてねーのかよ!てめーらは何なんだって言ってんだよ!!

「っ・・・私・・・私はクエル・ベル・シリエスタン」
「―――なっ!?クエルさ」
「黙りなさいと言ったわ、バルトス」
「・・・・・・はっ、申し訳ありません」

なんだぁ!クエル様だぁ!?てめーらか!俺をこんな状況にした奴は!!
帰せ!俺を元の場所に帰せ!!さもなきゃぶっ殺すぞ、このガキがぁぁ!!!
あぁ?なんだこの野郎!その目はよぉ・・・てめーらが・・・てめーらが俺を・・・
俺をこんな目に遭わせてんだろうがぁあっぁぁ!!!

「・・・貴様・・・それ以上の暴言―――」

なんだぁ?これ以上言ったらどうするんだよ?あっ!?
斬るってか?殺すってか!?
勝手にこんなところに連れて来て、勝手に殺すのかよ!!
ふざけんなよ!ふざけんな!!
何なんだよ一体・・・俺を、俺を帰してくれよ!!

「ぬっ・・・」
「バルトス、剣を引きなさい」
「しかし、この者の暴言は―――」
「剣を引きなさい」
「・・・はっ」

ははははははっははははっははは・・・
なんだよ、何なんだよ・・・
誰か助けてくれよ・・・
此処は何処で、なんでこんな事になっているんだよ・・・
訳わかんねーよ・・・

「・・・貴方の名前を教えてくださいませんか?」

・・・名前・・・名前・・・名前ね・・・そんな事訊いてどうするんだ・・・

「名前が分かれば、少しは貴方を知ることが出来ます」

判る?俺を解る?・・・馬鹿じゃねーのかアンタ?
俺が俺のことを説明できない状況で!
名前が分かったから何だってんだよ!!
それで、どうにかなるのかよ!!!

「私はシリエスタン教導国の殉師長を勤めています、
 もし、貴方が迷い人ならば、教導に則り貴方を保護します」

・・・はぁ?何言ってるかわからねーよ・・・

「つまり、貴方の身元がハッキリするまで、私達が貴方の世話をするということです」

なんだ・・・つまりは、監視されんだろ俺?
怪しいもんなぁ俺!
心配すんなよ、逃げね―し、逃げられねーしな!
一人じゃメシも何もどうしたらいいのか分からないんじゃどうしようもねーしなぁ!!

「・・・はい、そうですね・・・ですから、まずはお名前を教えてください、
 そうすれば、少なくともこれからの事も話す切欠にはなると思います。
 どうか、お名前を教えてください、貴方が私達を信用できない事は理解できます。
 けれどどうかお願いします、貴方の名前を教えてくださいませんか?」


・・・・・・・・・加野・・・雅喜・・・だ

「・・・カノ・・・マサキ様ですか?」

加野は苗字で、名前が雅喜だよ。

「苗字?・・・ですか?」

・・・・・・ふぅー・・・苗字ってのは姓名の事。
つまり、家名って言えば分かり易いのかな?

「では、マサキ様で宜しいですか?」

どうでもいいよ・・・どうにかなるわけじゃないしな・・・
それに、名前なんて多分此処じゃ・・・

「何か?仰いましたか?」

いや、何にも・・・

「では、まずは朝ご飯にしましょう、バルトス?」
「はっこちらでお召し上がりになるのでしょうか」
「ええ、そのようにお願いします」
「御意に」

目の前の偉そうで殉師長?らしい【クエル】とかいう女と、
命令を聞く金髪マッチョなバルトスとかいう男。
二人はここでメシを食うみたいだ・・・
きっと俺の分もあるんだろう・・・
でも、それもこれもどうでもいい・・・

なんだかな・・・この状況は・・・

俺は一体どうなるんだろう・・・誰か助けてくれねぇかなぁ・・・

ははは、どうにもならねーか・・・



「誰か助けてくれよ・・・」



心からの呟きは、狭い部屋に静かに響いた。








食べ物を咀嚼する音と食器にスプーンやフォークの当たる音が聞こえる。
会話らしい会話は一切ない。
散々に喚き散らしたおかげか、私はある程度落ち着いている。
私の様子を伺うようにしていた二人もある程度落ち着いたようだ。

出てきた食事は、パンにスープ、サラダ?のようなモノと肉のようなモノだ。
見慣れないものは特になく、恐らくは知らない野菜や肉だろうが味は良かった。
スプーンやフォークの使い方が間違っているのか、時々妙な目で見られていたようだ。

食事前も妙なことをしていた、まるでキリスト教徒のようなお祈りだ。
正確な言葉まで把握できたわけではないが、何か神様に感謝しているようだった。
どうでもいいが、その祈りに付き合わない俺を威嚇するのは止めて欲しい。
幾ら睨まれても知らないものは知らないのだから・・・

正直な感想を言えばだ。
この食事には毒か何かが入っているのではないかと疑っていたのだが、
さっさと食べ始めた二人に合わせて自然と食事をしていた。
人間爆発した後は、大人しくもなるし腹も減るんだろう。

「では、マサキ様、貴方はこれから―――」
「ちょっちょっと待ってくれ、その前にだ訂正しておきたい」
「なんでしょうか?」
「その、あれだ、マサキ様ってのは止めて、
 せめてさん付けぐらいにしてくれないだろうか?」
「・・・そうですか、ではマサキさんで宜しいですか?」
「ああ、それでいいよ」

バルトスさんという方は、なんだか気に入らないようだが、
とりあえずは会話の出だしは良いみたいだ。
さっきまでは自分を抑えられなくて正直見っとも無かったと思う。
恥ずかしいが、仕方ない事と割り切ってもいた。
誰だって動揺ぐらいするはずだ、こんな状況になれば・・・

「それで、貴方の方はクエルさんでしたっけ?えと、それで良いですか?
 そして、そちらの方はバルトスさんで良かったですか?」
「私の方ならばそれで構わない・・・だが、クエル様の名を呼ぶことは許さん」
「?えっと、どういうことですか?なんか不味いんでしたら、
 なんと呼べば良いんでしょうか」
「ええと、私のほうは・・・その、殉師長と呼んでくださいませんか?」
「ええ、構いませんけど・・・」

よく分からないが、名前に拘りでもあるんだろう・・・多分。
殉師長とか言ってたから、身分とか立場とかまぁ色々な関係で、
俺がそう呼んじゃ不味い事情があるんだろう・・・多分。

「では、改めてこれからのマサキさんを如何するかをご説明します」
「ええ、お願いします」

少し緊張するな、まるで事情聴取を受ける犯人のような気分だな。
殉師長さんは、俺よりは恐らく年下だろうと思う。
長い綺麗な金髪なんだなと改めて正面から見てみると驚きと照れが入り混じる。
そんな意味でも、少々緊張する。

「その前にマサキさんにお伺いしたい事があるのですが宜しいですか?」
「何でしょう?住所ですか?年齢ですか?」

気持ちはある程度落ち着いたとはいえ、今だ状況は分からない事の方が多い。
下手なことを言えば、どうなるかも分からない。
この二人はまだ信用はできない。
保護と言った以上、命や食事、住居などは恐らく保証されるんだろうっと思いたい。

「そうですね・・・まずは住んでいた場所を教えて頂けませんか?」
「えっと、住んでいた場所は、日本の東京と言う場所ですよ」
「ニホンというのは国?ですか・・・」
「ええ、そうです、日本が国で東京が都市の名前ですね」
「貴様、本当にそれで間違いがないのか・・・」
「ああ、それで間違いないよ、それ以外にもあるけど・・・」
「それ以外ですか?」
「ああっと、実家と言えば良いのかな?両親が住んでいた場所はまた別なんだ・・・」
「それは何処でしょうか?」
「いや、言っても分からないと思うよ、日本と東京が分からないならね」
「どういう意味だ、我らに知られると不味い何かがあるのか?」
「いや、そうじゃなくて、東京てのは首都だからさ・・・
 知らないならその地方を言っても仕方ないってことさ」

やっぱり此処はどこか知らない世界だったり異世界?なんだろう。
嫌な確信だが、もう愚図っても仕方がない。
金髪美人の殉師長とやらと金髪マッチョで剣を持ってる男・・・
どう考えてもファンタジーだし、この部屋の創りや今着ている服装も、
自分の中の常識には存在しない。

「では、お年は幾つなのですか?」
「年齢かぁ・・・」
「どうした?さっさと答えろ」
「・・・25だ」

とにかく、理由はわからないが自分は今、非常に不味い状況にある。
何故こうなったかを考えることも大事だが、今後どうなるか、
どうするかを考えなくてはいけない。
それには、この二人が信用に足る人物である事を願うと共に、
ここの情報を手に入れなくてはならない。

「25・・・ですか、随分とお若く見えますよ」
「貴様!虚偽は許さんと言っただろうが!!」
「なっ!?嘘じゃねーよ!!」

柄に手を掛けて、私を睨むバルトスさん。
顎に手を掛けて、面白そうに私を見る殉師長さん。

「本当に25だとすれば、これで貴方がこの国の属していないとハッキリするんですけどね・・・」
「・・・どういうことだ?」
「どうもこうもっ・・・ぬっ、クエル様、この男の言葉に騙されたてなりません」
「だから、何だよ?」
「バルトス、落ち着きなさい・・・マサキさん、貴方がこの国の住まう民であるならば、
 今の台詞を訂正するなら今のうちですよ?」
「・・・いや、訂正も何も、よく分からないんだけどな・・・」
「では、訂正するつもりがないのですね?」
「だからさ・・・何度も言わせ」
「いえ、もう分かりました、これで構いませんね、バルトス?」
「これでは仕方がありませんな・・・」
「どういうことか、サッパリ分からないんだけどな、俺・・・」
「つまり、マサキさんを保護するのに問題がないと判断できたんですよ」
「そういうことだ、クエル様に感謝の言葉を述べるといいぞ」

なんだろう、よく分からないが年齢で分かることがあったらしい。
成人になると職業についていないと駄目とか?
訂正を促した所から判断すれば、近いところを付いてると思うんだけど。

「ん~なんだか分からないけど、ありがとう」
「いえ、どういたしまして、これも教導の教えですから」


クエルと云う女性は柔らかく微笑んでいる。
その姿を見れば、疑っている自分が馬鹿みたいだが、安心はできない。
教導とやらが何かは知らないが、恐らく何かの宗教で、
俺のような者を保護する役目や決まりがあるのだろう。
何らかの法のような存在があるのならば、それはそれで不味いことにならないといいが・・・








見渡す限りの平地を抜け、私達はつがいの森の前に来ている。
日は既に傾き、夕日に照らされる森はなんとも言えない風情がある。
昨日の夜、恐怖感を感じ逃げ出そうとした所と同じ場所とは思えない。

「貴様はここで倒れていた」

バルトスさんが自身の目の前を指差す、その場所を見てもなにも思い出すことはない。
ただ、目の前が黒い何かに覆われた事・・・それだけだ。

私がここで倒れていたのを発見したバルトスさんは、すぐに私を抱え、
クエルさんのいるイシリナの【教導院】へと向かった。
殉師長であるクエルさんの元へ運ばれた私は、全身を切り刻まれていたらしい。
私には覚えのないことのため、曖昧な返事しかできなかったが、
もしかすれば手遅れになっていたかもしれないとのこと。

「・・・そうか、ここか」

確かに見れば血が染み込んだのか、草の上が黒く変色している。
自分の死に掛けた姿を想像して、僅かに身震いする。

「なぜ、俺はここで?」

朝の会話を切欠に確かに話は進んだ。
クエルさん達に保護されることにより、衣食住の心配は消えた。
自分が何処からどのように此処に来たのか分からないことをたどたどしくも告げると、
まずは、発見された場所へ向かうことになった。
クエルさんは、仕事があるために来てはいないが、発見者である、
バルトスさんに案内してもらい、私は今ここに来ている。

「貴様が倒れていた理由ならば、思い当たることはある」

クエルさん達を全面的に信用はできない。
衣食住の保証がされるとはいえ、何を対価に望まれるか分からない。
ここでは、何の知識もない私は赤ん坊と同じだろう・・・
誰かの庇護なくしては生きられない25歳の男。
しかも、自分の意志で何をするかも決められない状況だ。

「なんだ?何か理由があったのか?」

自分が死に掛けた事は、記憶にないために興味も薄い。
それよりもどうやって傷を治したのか?
なぜ、言葉が通じるのか?
そんな疑問の方が先に来る。

「理由はな・・・恐らくだが、森人に覆われたのだろう」
「シンジン?」
「そうだ、森の中に居ると言われている」
「居ると言われているって・・・」
「見た物は居ない、ただ深夜に森の周囲にいた者は、
 時折、切り刻まれて状態で発見されることがあるが、
 今まで、発見された者は全て息絶えていた」
「じゃ、俺は初の生還者か・・・」
「そうなるな」

森人に襲われたと言われたって、何の実感も浮かばない。
ただ、ああそうなんだと、そう思った。

「・・・何も思い出せんか?」
「生憎とね、でも、ここまで歩いてきたことは覚えてるよ」
「そうか、どちらの方向だ?」

言われて後ろを指差す。
今、町から来た方向だ、たぶん間違ってはいない。
怪訝な顔で、バルトスさんは「そうか」と呟いた・・・



私の中で決まったことは数少ない。

此処で生き延びること。

此処を理解すること。

此処から帰る道を探すこと。

これだけだ、そして今はこれ以上は望むことはない。



目に映る景色が夕日に染まって感傷的な気分にさせる。

込み上げる感情を抑え、私は赤い空を見つめ続けていた。








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