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ひとつ前を忘れて、二つ前を忘れて、三つ前ぐらいを思い出す。
ゴミ箱に吸殻を捨て、巻き上がる埃と灰が舞う。
西日の強い日に部屋の中で、そんな光景をずっと見ている。
立ったまま、ずっと見ていた。

三つ前ぐらいを忘れて、二つ前を忘れて、ひとつ前を思い出す。
強い西日に照らされて部屋色が変わっていく。
一時間もすれば暗くなる部屋で、日が落ちるのを待っている。
煙草を吸ったまま、灰が足に落ちるまで。

穴の開いた障子戸から手を出してみる。
廊下の空気はすでに冷たい。
もうすぐ冬だなと思う時期に、大して掃除もしない部屋の床に座り。
穴の開いた障子戸から手を出している。

夕飯を呼ぶ声に、飲みかけの冷めた珈琲を飲み干す。
苦いなと不味いなで顔をしかめて、よいしょと掛け声かけて立ち上がる。
暗くなった部屋に電気を灯し、カーテンを閉めながら階下へ降りる。
少し好きな夕飯の匂いが、ちょっとだけ何処かを温めてくれたような気がした。



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